旧ソビエト連邦の最高指導者だったゴルバチョフ前書記長が亡くなりました。 享年91歳の大往生です。 1931年にスタプロポリ近郊の農家に生まれ、 学業を続けながらコンバインの操縦士だった父親と 共に農作業に取り組みました。 1952年には共産党に入党して1955年には モスクワ大学で法律の学位をえます。また、 同級生のライサ夫人と出会ったのもモスクワ大学でした。 共産党では不正の追求と運営の効率化に取り組み 次第に頭角を現し書記長に上り詰めます。 日本のジャーナリスト落合信彦氏は 暗殺のルポルタージュを残しています。 政治家としての仕事は歴史に残るもので、 東西冷戦の終結を導いたり、ペレストロイカと呼ばれた 民主化運動を主導しました。各国へ経済的門戸を開き 東西ドイツの統一を実現したシンボルとして ドイツ国民がベルリンの壁を壊す姿は とても印象的でした。東ドイツの統一への 動きを後押ししたのです。 また、ノーベル平和賞・ロシア最高の勲章と たたえられながら人生の幕を閉じました。 謹んでご冥福をお祈りいたします。 どうぞ、安らかに。