昨年八月の事件の続報です。対象は
在日コリアン(韓国系・北朝鮮系)が多く暮らす
「ウトロ地区」の一角を狙った放火事件です。
歴史としては第二次世界大戦の際に日本の統治下にあった
「旧朝鮮」から労働力として強制連行された
人々の暮らしている地域への反抗なのです。
現実に暮らしている人々からしたら
親の世代に起きた連行が問題の発端で、
犯人からしたら犯人が受けてきた教育の中での
「在日コリアン」に対する偏見(差別的思想)が
犯罪の動機となっています。
とくに、今回被告が狙ったのは在日コリアンが同地区に
暮らしている事実と歴史を伝えるための資料館で、
開設を目指して準備中の資料館でした。
容疑者の有本匠悟(23歳)は最終意見陳述で
「ヘイトクライム(憎悪犯罪)の感情を
他の人も抱く」と主張しています。
憎悪の根拠に対しての客観的な主張が
明確になされることを個人的に希望します。
問題は大きく被告個人が解決する内容ではないです。
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